安い100円エギが釣れない理由はエギングを理解すれば分かる

「エギングでイカが釣れない!」

こんな悩みを抱えている方へ。

もしあなたがダイソーやAmazonの激安エギを使っていたら
今すぐ変えた方がいいかもしれません。

この記事では「安いエギは釣れない」という理由を、
自分の見解と共に書いています。

エギングの重要ポイントも記載しているので、
参考にしてもらえると嬉しいです。

安いエギが釣れない理由

安いエギが釣れない理由

写真は上2つがYo-zuri(Duel)製です。

日本が誇る釣りメーカーが作ったエギと、
ダイソーやAmazonなどで買える激安エギですが、
パッと見た感じはそんなに違いがなさそうに感じます。

強いて言うならカンナの形状が違うくらい?

しかし次の写真を見てください。

安いエギが釣れない理由

これは上部からみたエギの形です。わかりやすく直線を引いてみると…

安いエギが釣れない理由

ダイソー等の激安エギは左右のバランスが悪く、
頭からカンナにかけて曲がってしまっています

安いエギが釣れない理由

こちらは違うエギを正面から見たアングルですが、
こちらも同様に、激安エギはバランスが悪い

これが激安エギが釣れない理由の一つです。

エギングは「魅了」の釣りである

安いエギが釣れない理由

エギングにとって最も重要なのは、

イカをどう魅了するか

です。これがエサ釣りとは大きく違うポイントです。

僕ら人間で考えてみてください。
美味しそうに盛り付けてある料理や、鮮度が良さそうな素材に惹かれませんか?

逆に不味そうな見た目、食べたら体に悪そうな食材を食べたいとは思わないはず。

イカについても同じです。

フォールスタイルが悪かったり、
横向きにステイするようなエギを、
果たしてイカは捕食対象と見てくれるでしょうか?

イカの習性についてもおさえておきましょう。

エギングで狙うアオリイカの習性
アオリイカは潮通しが良く、エサとなるベイトフィッシュ(小魚)が集まる場所にいます。潮通しの良い場所とは常時、潮が動いているような場所のことです。ただ、潮は満ち引きを繰り返しているので、満潮時と干潮時には潮が止まります。そのため潮がよく動く場所と時間を見極める必要があります。

潮が動いていない状態では酸素やプランクトンが少なくなり、イカも魚もあまり活動的ではありません。満潮へと向かう上げ潮時と干潮へと向かう下げ潮時のどちらがよく釣れるかは、場所によっても違うようです。いずれにしろ、潮の動きには注意をしておくことが肝心です。

引用:Duel どんな場所で釣れる?エギングのポイント

潮が動くところにイカはいます。

そこにエギを投げるわけです。

海中の流れにバランスを崩してしまうようなエギには、
イカは興味を示しません。

釣り具メーカーが研究して作ったエギと、
形だけ似せた激安エギでは、
釣果に差が生まれるのも当然ではないでしょうか。

釣れないエギは今すぐ捨てましょう

バランスの悪いエギを使い続けると、さらなる悲劇が起こります。

それは、

ポイントがスレてますます釣れなくなる

ということです。

これもイカの気持ちになって考えてみてください。

餌とは思えない異物が隣でびょんびょん動いてたら、気持ち悪くて逃げたくなるでしょう。

だから粗悪なエギを何度も海中に投げるという行為は、
自分で自分の首を締めているのと同じです。

せっかく時間を作ってエギングに来てるわけですから、
1投でも無駄にしてはもったいないですよ。

高いエギを根掛かりさせないために

とはいえ「高いエギを根掛かりして失くすのが怖い」という気持ちも分かります。

自分の根掛かりに対して気にかけてることを3つ紹介しますので、
参考にしてみてください。

①着底からシャクリ始めない

着底からいきなり激しくシャクリ始めるのは根掛かりの原因の一つです。

このことを気をつけるだけでも、エギのロスト率は十分に軽減されると思います。

自分は着底したら、まずは巻きを入れます。

ズルズルと引ける(エギが動く)ことを確認してからシャクリを入れる感じですね。

引っかかっているような違和感を感じたら、無理してしゃくらずにエギの回収に集中してください。

②リーダーを太くする

自分がエギングする際は、リーダーを3号以上にしています。

「エギの動きが悪くなる」と言う意見もあるんですが、
自分はあまり感じませんね。

むしろ根がかった時の救助率が格段に上がりますので、
太めのリーダーを使う事はおすすめです。

③諦める

エギングは根掛かりとの戦いです。そういう釣りなんです。

イカからすれば命を失うわけだし、人間側としてはエギのロストくらいの代償は払うべきかなと。

むしろ「安いエギだったら根がかって失くしてもいい」という理由もありませんし、
そんな考えは捨てて欲しいです。

大切な釣り場、海を簡単に汚さないようにして、
適切な道具(エギ)を揃えるのもまた、
釣りスキルのひとつですよ。

安いエギが釣れない理由まとめ

  • 安いエギはバランスが悪い
  • 海中でエサに見えない
  • 釣れないエギの連投でスレる
  • イカを魅了させるエギが良い
  • 根掛かり対策にスキルアップを

エギングが楽しめる時期は限られています。

一投一投を大切にして、イカを釣ってください。