こんにちは、やまとーるです。
夏が近づくと恋しくなるのが麦茶とバイク。
「今年こそは免許を取ろう」と思って教習所に駆け込んだはいいけれど、一本橋とスラロームが難しすぎて運転出来る気がしないという人はいませんか?
自分はその一人でした。そんなこともあって普通自動二輪免許を取得するのに半年以上かかりましたw
そんな僕でも今では大型自動二輪免許まで持てるように…うぅ(感動
↓証拠写真↓
今回は
・一本橋をうまく渡れる気がしない
・スラロームの転倒が怖い
・気をつけるポイントが多すぎて悩む
という人にむけて、自分なりのコツと練習方法を書いてみようと思います。
(参考までにバイク免許の難易度ベスト3は一本橋、急制動、スラロームだそうです)
【免許攻略】一本橋とスラロームのコツ
それぞれのコツを一言で表すなら
一本橋→クラッチ・半クラ
スラローム→アクセル
です。次にもう少し詳しく解説していきます。
【免許攻略】一本橋で必要、不要なこと
必要 | 不要 | |
1 | クラッチ・半クラ | フロントブレーキ |
2 | アクセル | ギアチェンジ |
3 | リアブレーキ |
ゆっくり渡ることを要求される一本橋はエンストが不安の種ですよね。
コツとしてはクラッチを多様してエンストを完全拒否してしまうことです。ヤバイと思ったらすぐ握ってニュートラルにしてしまいましょう。
そして、クラッチは「半クラ」までにとどめてくださいです。それでほぼエンストに対する不安は消せます。
次に大切なのがアクセルです。
クラッチを「半クラ」までにとどめれば、アクセルは強めに開けてもスピードは出ません(回転数が上がってうるさいけどエンストするより遥かにマシ)
アクセルを(少し)開けた状態でキープしつつ、クラッチと半クラで動力を制御していきましょう。
そして、これらの行動を「リアブレーキをじんわりと踏みながら」行うことで、一本橋はエンストせずに渡りきれると思います。
フロントブレーキ、ギアチェンジは一切必要ありません。
一本橋攻略のための練習方法
※平地で練習します
まず前提として自分の乗っているバイクの「半クラの位置」を覚えてください(分かると思うけど半分の位置という意味じゃないです)
次に地面に両足をつけて、クラッチを切った状態からアクセルを開け、徐々に半クラ状態にしていってバイクが動き出す感覚を身に着けてください。(実際に発進しなくてもOK。グッと力がかかる感覚を覚える)
最後に、軽くリアブレーキを踏みながら上記と同じ行動をしてください。ブレーキがかかっている分、少しだけアクセル強め、半クラ弱めにする必要があると思います。この状態が一本橋を渡っている時とほぼ同じです。一本橋はクラッチを多様するので使いやすいバイクグローブがあると便利です。
【免許攻略】スラロームで必要、不要なこと
必要 | 不要 | |
1 | アクセル | フロントブレーキ |
2 | ハンドル | クラッチ |
3 | リアブレーキ |
個人的に一番苦手だったスラローム。
バイクの転倒やパイロン接触の不安に悩まされましたが、コツを掴んでからは得意になりました。
スラロームで大切なのはアクセルワークです。不要なのがフロントブレーキとクラッチ(発進時を除く)
自転車を例にすると、スピードが落ちてくるとフラフラとバランスが崩れて倒れそうになりますよね。そこから立ち直すには足で漕がなければなりません。バイクの場合はそれがアクセルになります。この感覚を身に着けます。
ということで、まずはこの練習をおすすめします。
スラローム攻略のための練習方法
※直進で練習します
バイクを発進後2速に入れ、そこから何も操作せずに徐行します(クラッチも握らない)。速度が落ちるにつれ少しバランスが悪くなってふらついたらアクセルを一瞬だけ開けて立ち直します。この動作を繰り返します。
この練習に慣れてきたら次はリアブレーキを使います。同じように発進して2速に入れ、リアブレーキをかけて速度を落とし、バランスが悪くなる状態を作ります。そして立て直すためにアクセルを開けます。ブレーキを使って徐行のタイミングを早めているため、当然ながら先程の練習よりも短い間隔でアクセルの開け締めを繰り返す事になります。
次にパイロンを使った実戦練習です。
ポイントはさきほど説明した通り、スピードを落としてバランスを崩す(バイクを傾けやすくする)というところです。
例えば上の図の場合だとバランスを崩して(ハンドルを操作して)左に傾けます。
そのままだと倒れてしまうので、その後アクセルを開けて車体を立ち上げます。これの繰り返しですね。
スラロームに慣れてくるとこの程度の間隔で設置されているパイロンはあまり邪魔には感じなくなると思います。
「バイクを傾けるにはスピードを落とす必要があり、立て直すためにはスピードを上げる必要がある」ということを意識することが大切です。
とてもよく分かります。前述した練習方法にも書いた通り、スピードが出ていない状態は転倒の可能性が高くなります。
スラローム中に一番スピードが出ていないポイントは
ここです。
だからこの図のタイミングでアクセルを開けてバランスを元に戻してやるわけです。
逆に言うとこのタイミング以外ではアクセルが必要ありません。
これらを意識して、スラロームに挑戦してみてください。
「出来る!」というイメージを持つことも大切です。
一本橋とスラロームのタイム(秒数)を気にする前に
一本橋とスラロームにはクリアしなければいけないタイム(秒数)があります。
一本橋 | スラローム | |
普通自動二輪 | 7秒以上 | 8秒以内 |
大型自動二輪 | 10秒以上 | 7秒以内 |
これらの条件を満たさない場合は減点になりますが、気にしすぎて緊張するのが一番いけない事だと思います。
それよりも先に運転技術を磨くこと。そうすればタイムなんて後から付いてきます。
「頭の中で秒数を数えて」なんて解説しているサイトもあったけど、自分は効果があると思えません。実際に自分は一度も数えてないけど合格しました。
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まとめ 一本橋とスラロームのコツ
②リアブレーキをかけながらクラッチ・半クラとアクセルでゆっくり進む
③ライディングポジションは白バイ隊員を意識
②バイクを傾けてパイロン横を通過
③アクセルを開けて加速し車体を戻す
以上です。
最後に、運転免許というものは世の中に星の数ほどある資格の中の一つです。
例えば電気通信主任技術や英検などの資格試験に落ちてしまうことはよくあることなのに、なぜか運転免許だけは一発で簡単に合格するのが当たり前な風潮があるように感じます。これは本当におかしいと思う。
電気の資格でも運転免許でも勉強が必要なのはどちらも一緒。そして上手く運転出来ないのも何度やっても失敗してしまうのも全く恥ずかしいことではないと思います。
自分の運転が上手いと言うつもりは微塵もありませんが、こんなブログまで調べて上達しようとしているあなたの力になれたら嬉しいです。
追伸、バイクキャンプも最高なので是非!